1. 清掃工程は「除去」までを意識する
清掃工程は単なる掃き掃除ではなく、
付着物を完全に除去する工程として捉える必要があります。
管理上のポイント
・粉塵・研磨粉は掃除機で除去
・油分はアルコールまたは中性洗剤で拭き取り
・洗剤使用後は成分残留がないよう再拭き
油分残留は、
初期接着不良 → 端部剥離 → 全面浮き につながるため、最重要管理項目です。
2. 床ウェット状態と乾燥状態の確認
床面に水分が残っている状態での施工は厳禁です。
特に、洗浄後すぐの施工は注意が必要です。
・表面が乾いて見えても、内部に水分が残っている場合がある。
・低温環境では接着剤の初期タックが低下する。
可能であれば、
清掃から施工までの時間を十分に確保することが望ましいといえます。
3. 貼り付け精度と圧着管理
ビバスーパーラインテープは強粘着仕様ですが、
効果を最大限に引き出すポイントが大切になります。
圧着のポイント
・二人一組でテープの先端をピンと張った状態で位置を決めます。
・貼り付けの時、剥離紙を剥がしながらスキージー等で空気が入らないよう貼り付け
・端部・継ぎ目・交差部は重点圧着
※テープの端や切り口は鋭利になっているため、十分ご注意ください。
施工の際は 作業用手袋の使用をおすすめします。
4. 施工後の養生と運用管理
施工直後は、粘着層が完全に定着していない状態です。
管理推奨事項
・施工後一定時間は通行制限
・台車・重量物走行は可能な限り後工程へ
・初期点検(翌日、一週間後)を実施
これにより、初期不具合が早期に確認できます。
まとめ
ビバスーパーラインテープの性能を最大限に活かすには、
・床材の把握
・清掃・脱脂の徹底
・乾燥・環境条件の管理
・圧着と施工後管理
これらを施工管理項目として明確化することが重要です。
適切に施工されたラインは、作業場の安全レベルを長期的に維持する有効な対策となります。
是非参考のしていただけますと、ビバスーパーラインテープの効果を最大限に発揮します。
ご不明点ございましたら、お気軽にご連絡ください★